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プログラミングで詰まったことなど書いてます

SES 驚愕の仕事内容 ITに関係の無い仕事をした経験を紹介します

SESに勤務していると 仕事内容が全くITに関係ない事があります。
今回はそんな仕事内容を紹介します。
 

実際の仕事の内容

いきなりですが、実際に行った仕事内容は、「精密機器の梱包」という業務名が付いていました。
実際にどんなことをするかというと、物をひたすら2~4トントラックに積み込む作業です。
積み込む荷物はどれも大きく、2m~10mくらいの長さのものまであります。
また重さも200kg~500kgまであるので、フォークと呼ばれる重い物を運ぶ用の機器でトラックに積み込みます。

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もちろんフォークリフトの免許などは持っていませんので、自分たちの仕事はフォークリフトの誘導や(「オーライオーライ!」安全確認など)荷物を木箱に包むために業務用のラップで封をしたりテープで固定したりというものです。
安全ヘルメットをかぶって、作業着で行うこの仕事ははたから見ても自分たちでも「工事現場勤務」といっても全く問題の無さそうな現場でした。

実際の仕事内容のメール

 
以下作業詳細でございます。
 
作 業 日:5/28(月)~6/1(金) ※計5日間
現 場 名:〇〇_仕分_新
終了時間:17:30
作業時間:8.0 h
集合場所:〇線〇駅改札口
集合時間:08:05
服  装:ビジネスカジュアル※当日に作業服を貸与
持 ち 物:筆記用具、基本工具(カッター、軍手)、ベルト(作業服サイズが合わなかった場合の為)
 
このメールだけの情報で現地に行き、現地の駅で責任者に電話をかけて工事現場へ連れて行って貰います。
以前に日雇いの登録制のバイトをしたことがありますが、その時の手順と全く同じでした。
 

工事現場で辛かったことと良かったこと

この現場は自宅から2時間半もあり、毎日始発の電車で現場に向かっていました。
しかし、現場の作業員は時間にルーズだったため、現場で1~2時間待ちぼうけの事も何度もありました。
建物内はセキュリティが頑丈なため、外のコンクリートの上に座り込んで待つしかありませんでした。
Javaの資格書籍を読みながらコンクリの地べたというのはつらかったです。
また、現場の作業員の方は体育会系の方が多く、道具の名前などがわからないとよく怒られていました。
「お前たちの日給より全然高いんだからなあ!」と言われながら尻を蹴られたこともありました。

工事現場で良かったこと

後でどの現場に行っても受けるネタになります。
自社の評価が下がってしまうので、話せる場所を選びますが鉄板ネタです。
また自己学習をしなければまずいという危機感をあおりました。
運よく市場価値の高いスキルの現場で経験を詰めれば、実務経験の年数だけで市場価値が上がりますが、この現場にこのままいてもだめだと思うことが出来ました。
 

工事現場に入った経緯

安全ヘルメット

安全ヘルメット

工事現場に常駐することになったのは、じつはSESの自社の意思ではありませんでした。

開発志望の自分をRPAという自動化ツールの開発の教育案件へと契約してくれたのですが、その契約先と自社の間に2社の人材紹介会社が仲介していました。

その紹介会社の1つが、工事現場へと出向させたのです。

RPAの開発現場は「忙しい時期で教育する暇が無いので、2か月後からお願いします」と言っていたようで、それまでの間の小銭稼ぎに工事現場の肉体労働へと行かされました。

自社に相談したものの、この後のRPAの開発があるという事もありあまり強く言えない状態でした。

また、他の仕事を探すと言いながら結局3か月近く工事現場に居ました。

スケジュールは1週間ごとに送られてくるため、「来週は辞められるのか?来週こそは・・・」

と思いながら期待していました。

何度かこれで最後という連絡があったので、録音を行いその録音を提出することで抜け出すことが出来ました。

 

今回の工事現場の件は、SESの自社が悪かったわけではないかもしれません。

しかし、中間に紹介会社が何社も入ることで、ITから離れてしまうという可能性があるという話です。